もくじ
1.月利って?
2.レバレッジの凄さ
3.証拠金の2%運用
4.トレード前にLotの計算
5.デモトレード開始
6.さいごに
1.月利って?
FXをこれから始めていくという方に、投資の月利とFXの魅力をまずお話します。
そもそも月利って?
例えば月利10%というのは一ヶ月で自己資金が15%増えていくということになります。
10万円から運用すると一ヶ月で11万5千円になります。
たった月に+15,000円!?と思うかもしれませんが銀行の預金の年利が0,02%ほどです。
投資信託ですら年利10%も出ません。
それを比べるとFXをしっかり学び、投資として視野に入れるに価値は十分だと思います。
ここでは月利10%と例えましたが世の中には月利30%という方もいますし
逆に月利5%だとしても凄いことであり、FXにはそれが可能なのです。
2.レバレッジの凄さ
さらにFXには、レバレッジという武器がありますのでルールを守り、コツコツと同じことを繰り返し月利5%であっても、資金が増えていくスピードがどんどん早くなります。
国内ではレバレッジ規制で最大25倍(法人は50倍)と決まっていますが、海外FXのハイレバレッジ口座は比較にならないほどの早さで資産を増やせるのがレバレッジの凄さです。
※もちろんその分に早く失うリスクも十分にあります。
例えば、海外FX口座のXMを利用すれば、最大888倍という驚きのハイレバレッジを利用することができます。
レバレッジが高いということは取引に必要な証拠金も変わってきます。(必要な預け入れ資金)
国内のFX業者 (レバレッジ25倍) で見ていきましょう。
計算方法はこちらです。
必要証拠金 = 取引に必要な金額÷レバレッジ
(例)※リアルタイムのレートで変動します。
ドル円のレートが「100円」のとき、レバレッジ「25倍」で「10,000通貨」を取引する場合
必要証拠金 = 100円 × 10,000通貨 ÷ 25倍
つまり、必要な証拠金として『40,000円』が新規売買時に必要になります。
同じくレバレッジ888倍の場合を比べてみましょう。
ドル円のレートが「100円」のとき、レバレッジ「888倍」で「10,000通貨」を取引する場合
必要証拠金 = 100円 × 10,000通貨 ÷ 888倍
必要な証拠金として『1,126円』から取引が可能になります。
つまり、このハイレバレッジを賢く利用することができれば、少額からでも短期間で利益を得ることができるのです。
ですが、その反面に何度もいいますが損失も大きくなるため、資金管理を守らず無理な取引を行うとあっという間に証拠金がなくなってしまうというリスクもあります。
そのため、このハイレバレッジという特別な環境を十分に理解して資金管理を徹底して取引に挑まない限り、資産を増やすことは愚か、何度も入金を繰り替えすことになります。
XMでは、リアル口座と同環境でのデモ口座にて仮想の取引きが可能です。
早速リアル口座で取引きしたいという気持ちを抑えて初心者の方は、まずはデモ口座で操作を慣れて練習することをお勧めします。
デモ口座の開設方法については別途、紹介しますのでご参考にしてください。
デモ口座での目標は、無理な掛け金にせず、コツコツと取引枚数を増やして資金を倍にすることです。
ハイレバレッジを利用すれば1回の取引で、10,000円を倍の20,000円にすることも可能ですが、10,000円をわずか数分で0円にすることも出来ます。
デモ口座だからといって大きな掛け金(lot数)にするのではなく、徹底して資金管理の練習もしていきましょう。
あなたの大事なお金を投資するのですから、デモ口座でしっかり基盤をつくってリアル口座に移りましょう。
相場は逃げません、あなたがしっかり安定して勝てるようになってから臨んでも全く遅くありません。
3.証拠金の2%運用
資金管理の方法は、証拠金の2%運用が安全です。
2%運用とは、一度のトレードで許容できる損失の幅を総資産の2%以内に収めるというものです。
仮に10万円入金しているのなら2千円、50万円入金しているのなら10万円以内に損失額を抑えるようにLot数(掛け枚数)します。
はじめのうちは、各トレードごとに損切り幅を変えるのではなく、一定の損切り幅、一定の利確幅、一定のLot数にしておくことがポイントです。
2%運用を利用し、上記の一定数にすることで数回のトレードで破滅的な損失を出してしまい市場から強制退場させられることを防ぐことができます。
4.トレード前にLotの計算
トレードをして行く前に先ほどの資金管理法(2%運用)で1トレードにおけるLot数を決めていきます。
計算方法は、ネット上に複数ありますがその中で1点ご紹介します。
海外FX情報サイトのベイビーピップスというサイトです。
https://www.babypips.com/tools/position-size-calculator
使い方は簡単ですので、実際に入力してみましょう。
ここでは、
- 日本円で1万円の資金
- リスクパーセンテージ2%
- 損切り幅を15pips
- 取引通貨をUSDJPY
と入力していきます。
「Account Currency」はJPYを選択してください。
(ドル建て口座を選択している場合にはUSDを選択してください)
「Account Balance」は証拠金額を入力してください。
「Risk Percentage」は2%と入力してください。
「Stop Loss」は1回の取引における損失の幅(pips)を入力します。
ここでは、この後ご紹介するトレード方法において決まっている損切り幅を入力しています。
「Currency Pair」は取引する通貨ペアを選択してください。
複数の通貨ペアで取引する場合にはUSD/JPYを選択してください。
全ての入力が終わりましたら、最後にグリーンの「Calculate」を押します。
そうすると、右にLot枚数が表示されますので、その中で赤枠の「Standard Lots」 を見ていきます。
ここでは1.3333となっていますが、これは0.1万通貨という意味です。
MT4の標準仕様は、10万通貨が1Lot、1万通貨が0.1Lotになり、この場合は0.1万通貨の0.01をMT4のLot数に入力します。
※XMのスタンダード口座の場合です。
MT4での最小での取引が0.01Lotになります。
金額で計算した場合にはレートにより変動はありますが、1pisp 1円の計算になります。
上記では損失幅を資金10,000円の2%内、損切り幅を15pipsとしているので1回目のトレードで負けた場合には、およそ15円のマイナスとなります。
これを無理に2%運用を守らずにLot数を上げてしまうと連敗した場合に、次の取引からおのずとLot数を下げていかないと取引自体に参加することが出来なくなってしまいます。
2%運用を守ることで連敗してもコツコツと勝つことで損失を最小に抑えていけるのです。
はじめは、Lot数が少ないと面白みがないと感じるかもしれません。
そのため、一気にLot数を上げて一喜一憂していると痛い目にあってしまいます。
これは本当に経験者なら誰もが通っていると言っても過言ではない道です。
5.デモトレード開始
ハイレバレッジの魅力とリスク、資金管理の方法が理解できたら
早速、デモ口座にて取引の練習をしていきましょう!
さぁ取引をしよう!と思っても、取引ルールを決めないと慣れるにもトレードができないですよね。
今の時代、インターネット上を少し検索すればかなりの量の情報を見ることが出来ます。
中には悪質な高額のものから、無料なのに優れた情報もあります。
「順張り」「逆張り」「サインツール」「水平線」「レンジブレイク」など探せば沢山でてきます。
ネット上に無料で公開されている情報であっても、その手法で勝てる人もいれば、負ける人もいます。
世の中には逆張りだけで勝ち続ける人と順張りだけで勝ち続けている人がいます。
どちらが良く、どちらが悪いのではなく、大事なのは一つのことを極めていることです。
一つの手法で勝てる人がいる一方、なかなか勝てない人がいるのです。
一度負けたら、これはダメと諦めず少しの工夫を加えて考えることで勝率が上がったりと発見もできるので、今回ご紹介するトレード方法も一つの参考としてみてください。
それでは、大変お待たせしましたが、コツコツ増やしていけるトレード方法をご紹介します。
こちらの手法もインターネット上の公開されているものですが、少しアレンジを加え、わかりやすく説明していきます。
「MT4に用意するインジケーター(標準装備)」
の2つのみです。
「取引ルール」
時間足:15分足
利確:30pips
損切り:15pips
エントリー後に指値・逆指値で設定
「取引条件」
ロングエントリーの場合
- 2本の移動平均線がクロスしたことを確認
- ローソク足の実体の終値が13EMAより下にあることを確認
- 確認後、ローソク足の終値が13EMAの上に超えればロングエントリー
ショートエントリーはこの逆です。
実際のチャートを見てみましょう。
ここではポンド円の15分足、ショート狙いの流れです。
ショートエントリーの場合
①2本の移動平均線がクロスしたことを確認
13EMA(白)が上から下に21EMAとクロスを確認できます。
②ローソク足の実体の終値が13EMAより上にあることを確認
陽線(赤)ローソク足の終値が13EMAより上であることが確認できます。
③確認後、ローソク足の終値が13EMAの下に超えればショートエントリー
陰線(青)ローソク足の終値が13EMAの下で確定していることが確認できます。
確認できた次のローソク足からショートエントリーとなります。
次にこちらは同じチャートですが、エントリー条件に当てはまらない場合でロングエントリーの条件が当てはまらなかった場面です。
①の移動平均線のクロスを確認でき、②のローソク足の終値が13EMAより下に位置しています。
次に13EMAより上にローソク足の終値が確定したらロングエントリーですが、この場合、上に超えることが出来ておらず見送りとなります。
このエントリー方法は、相場の流れに乗って行く順張りで、15分足を使用しているので正直1日でのチャンスは少ないです。
ですが、通貨ペアを増やしてチャンスを増やしたり、時間足を5分足に変更してみたりと工夫ができます。
時間足の変更する場合には、利確・損切りのpipsも減らすことを推薦します。
このように一つのエントリー方法でも、チャンスを増やすためや、勝率を上げていく工夫はできます。
FXで勝率100%はありません。
これは確率論でもあるため、例えば勝率が7割だとして10回中7回の取引で3連敗、7連勝ということもあります。
この連敗の時に資金管理のルールを守らず取り返そうとLot数をあげてしまうと一気に資金を減らしてしまいますので注意しましょう。
勝率が7割、8割となくても獲得pipsと損切りのバランス、資金管理さえしっかりすれば勝率はあまり関係なく資金は増えるのがFXの面白いところです。
毎月、安定したpipsを獲得できるようにまでなれば、同じことをしていても資金とレバレッジの関係で、月に1,000円だったのが、5,000円、10,000円、100,000円と増やしていけます。
なので、デモ口座とはいえ、実際のお金だと思って真剣に取り組んでいきましょう。
FXは、はじめのうちは、勝ってもなかなかお金が増えない状態ですが、複利の力で2%運用であれ、5万円を10万円よりも50万円を100万円にする方が簡単に実現できてしまうチカラがあります。
6.さいごに
今回は、取引きを始める前の大事なことと、実際の取引手法の紹介をしました。
この手法は、地道に待つことが出来るか。がポイントになってくる手法です。
ネット上には1回の取引で倍にしたり、細かく取引を繰り返す方法もあります。
しかし紹介している方法は、誰でも真似ができる再現性のある手法ですので、運や特別なスキルや才能は不要です。
FXでのハードルは初めの資金を増やせることが出来るか、です。
ギャンブル的な要素では、なく再現性のある取引き方法を行なって出来るのかです。
私自身、FXの初取引は負けました。
そのあとは、勝てましたが、その次は負けました。
負けが続くと、資金管理を忘れ、「取り返したい」という気持ちになり、ルールを破り、3ヶ月かけて5万円から10万円まで増やした資金を数日で溶かしました。
ダメだとわかっていてもこの有り樣です。
この時は、同じ手法を使っているのにも関わらずです。
ここでの学びは自分のメンタルの弱さでした。
儲かりそうだからFXを始めてみよう!と初めてみても圧倒的に負けている割合の方が多いのです。
FX 初心者は、「最初のハードルが1番高い」ということを理解せずに始めるので、結局あきらめてしまいます。
今回の記事で少しでも参考に、特に資金管理の方法は守ってトレードに行なってみてください。
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